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BOUND STRIKER 第2章 第1節  二振りの刃? 

  • 2006/05/28(日) 23:26:07

BOUND STRIKER 第2章 第1節をUPします。


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 蓮太郎はベッドで寝ていた。
 目を覚ますと、初めに目に入ってきたのは見知らぬ部屋の白い天井だった。
 今時珍しく、白い石造りだった。
 現在の自分の状況がまったくわからない。
 ベットから出て部屋を見回すと、ソファやテーブルなどの家具がきれいに整頓されていた。
 部屋の隅にある木製の扉が開かれると、現われたのは燃えるような赤い長髪の女性、イングリットだった。
「起きたのですね。よく眠れましたか、蓮太郎さん」
 イングリットがお盆にポッドとカップを載せて現われた。
「ああ、よく眠れたさ。誰かさん達にこっぴどくやられたおかげでな」
 皮肉たっぷりに答えたつもりだが、イングリットはまったく動じなかった。
「それは何より。今、お茶を入れますね」
 ポッドの中から赤褐色の液体をカップに注いで、ソファ前のテーブルの上に置いた。
「どうぞ」
 蓮太郎はソファに座り、カップの中に注がれた液体をまじまじと見つめた。
「…なんか変なものでも入ってるんじゃないだろうな」
 イングリットはクスリと笑って、
「入っていませんよ。ただのお茶です」
 のどが渇いていた蓮太郎は、訝しがりながらも適温のそのお茶を一口入れた後、一気に飲み干した。
「…おいしい」
「それはなによりです」
 蓮太郎はのんびりとイングリットが注いだお茶のおかわりを飲んでいた。
「ここはどこなんだ? というか、なんでお前らに俺たちは襲われたんだ」
 落ち着いてきて、まともに思考できるようになった蓮太郎は至極当然の質問をした。
「それらはおいおい、説明します」 
 はぐらかされて面白くなさそうな顔をする蓮太郎だが、最も最初に、最も肝心なことを聞くのを忘れていた。
「そうだ、海奈は! 海奈はどうなってる!? どこにいるんだ!!」
 テーブルを両手で強く叩き、立ち上がって蓮太郎は言った。
「海奈さんは別室でお休みになられています」
「今すぐ会わせろ」
「そんなに凄まないでください。もうじき会えます」「お会いしていただきたい方がいます、ついてきてください」
 イングリットは
「おい!!」
 蓮太郎は抗議しようとしたが、
「…………………」
 イングリットが妙に強い殺気を放ち始めたのでやめた。
 ちくしょう、立ち居振る舞いは丁寧なくせに中身は武断派かよ。
「わかったよ、行けばいいんだろ、行けば」
 蓮太郎は情けない気持ちと、自分の状況の不可解さに戸惑う気持ちとが入り混じり、これはどうしたもんか途方に暮れつつ、とぼとぼと歩き始めた


 
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