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BOUND STRIKER 第3章 迅き風と剛き魂 幕間 

  • 2006/06/11(日) 16:37:19

BOUND STRIKER 第3章 幕間 をUPします。


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蓮太郎が特訓にあけてくれていたそのころ。

「レンに、会いたいな…」
 海奈はベットに突っ伏し、ふかふかの枕に顔をうずめていた。
 なんというか、勢いだけで告白(本人的にはもっとロマンチックなシチュエーションを望んでいた)をしてしまったが、図らずもOKをもらった海奈は、今の状況を恨めしく思っていた。
 「せっかくレンと恋人になれたっていうのに、こんなところに閉じ込められて…。ホントなら今ごろ、レンと一緒にあんなことや、こんなことを…んでゆくゆくは…ああ、もうだぁ! そんなとこまで?!!」
 恋する乙女100%の純情少女の妄想は行くところまで行ったらしく、恥ずかしさのあまり海奈はベッドをボスボスと叩いた。
 ふと、その叩いている手を休めると、うつぶせの体を少しだけ起こして、後ろを見た。
「サイフォン、ノックぐらいしてよね」
「ああ、これはすまない」
 海奈の視線の先には空のように青い髪を持つ男―サイフォン―が、涼しげな顔で立っていた。
「何か用? ちゃんとおとなしくしてるわよ。わたしが騒ぎを起こしたら、レンの立場も危うくなるんでしょう?」
「その通りだ。少し様子を見に来ただけだけだ。 しかし、いいのか? 戦器所有者との戦いは明日に控えているんだぞ?」
「今日はお休み。 それにボクはあんな戦器使いたくないもん。あんなごついの」
 不機嫌そうに答える海奈。サイフォンのことは苦手らしい。
「だが、アレを振り回す姿はよく似合っていたぞ?」
「…喧嘩売ってる?」
 フッと表情和らげると、手を開いて、前へ押す動作をして、
「そういうわけではない。少し落ち着け。 だが、アレをもつ姿が映えるといったのは本当だ。アレを見れば、戦場では誰もがみな喜んでおまえにつき従う、最強の軍が生まれるだろう。それだけお前のあの姿は勇ましく、美しい」
 海奈の顔が少しだけ赤くなった。
「そ、そんな風にお褒めらても、う、うれしくないし。っていうかあんた最初に学校に来たころと態度とか口調とか全然違うじゃないか」
「あれは、お前たちの認識を…いや、あれは演技だ。人からの好感を得やすい人物像を演じていただけだ。」
「ふ?ん」
 海奈は再び枕に顔をうずめると、手を上げてヒラヒラさせた。
「ボクはおとなしくしてるから早く出て行ってよ」
「わかった」
 サイフォンは部屋の扉に手をかけて、
「ああ、一つ教えておこう。明日、尾瀬蓮太郎会える。必ずな」
 それだけを言ってサイフォンは部屋を出た。

サイフォンは、海奈の部屋から聞こえる歓声を聞きながら、少しだけ顔をしかめた。
―彼女には、少々残酷な仕打ちだが…致し方あるまい。

 蓮太郎が部屋に戻ったころ、イングリットは、サラミティアの部屋にいた。
「本当に、それをやるというのですか。サラミティア様」
「ええ、イングリット。別に潰しあいさせるわけではないわ」
「しかし…それは…彼が…」
 サラミティアは口をゆがめるとからかうように言った。
「情が移ったのかしら?」
 イングリットの表情は曇ったままだった。
「違います。そのようなことではありません。彼は危険です。もし彼が…」
「イングリット」
 サラミティアは、イングリットの言葉をさえぎった。
「もう私たちは後戻りは出来ないの」
「はい…」
「明日は予定通りに。お願いねイングリット」
「…わかりました。失礼します」
 やや早足でイングリットは部屋を出ていった。



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