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BOUND STRIKER 第3章 迅き風と剛き魂?

  • 2006/06/13(火) 01:06:25

BOUND STRIKER 第3章 第1節 をUPします。


下の続きからどうぞ

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c_01.gif

 イングリットにつれてこられてやってきたのは、サラミティアの屋敷の外れにある石舞台だった。
 50m四方の広い舞台で、四隅には途中で折れていたり、ぼろぼろに崩れていたりする柱が立っていた。
「かつては処々の行事に使われていたようですが…」
 イングリットが説明した。
舞台の上には、すでに対戦する戦器所有者が立っていた。
 サラミティアと、久々の顔見せであるサイフォンの姿も見えた。
「よっ…と」
 自らも舞台に上がり、蓮太郎は対戦相手を見据えた。 
 身長は蓮太郎より、頭ひとつ低いくらい。髪の毛は肩に届くかどうかという程度の長さで黒髪。 
 動きやすそうな半袖の服と膝までの丈しかない短いズボンを身に着けており、胸のふくらみを見る当たり、相手は女性らしい。手にはおそらく彼女の戦器であろう小さな槌が握られていた。
 だが、どうしたことか、蓮太郎にはその女性の顔をはっきりと見ることは出来なかった。
 見ようとすると、全体的にふやけたようにぼやけてしまうのだ。
 
「ではこれより、試合を開始します」
 舞台中央に立っているイングリットが宣言した。
「時間制限はなし。勝敗はどちらかが負けを認めるか、戦闘不能になったで時点で終了。いいですね?」
 蓮太郎と対戦相手は、それぞれ頷いた。
 イングリットが右手を高く上げると開始の合図とともにそれを振り下ろした。
「始め!!」
 
 蓮太郎の目の目の女性は、小さな槌を点に高く掲げた。
「<ドンナーシュラーク>展開」
 小さな槌は一瞬で女性の身の丈を超える大きさにまで巨大化した。
 女性は大槌を両手で握り締めると、勢いよく飛び出した。
 身構えた蓮太郎は、沙凪に風の力を集中させる。
 女性は飛び上がり、勢いよく大槌を振り下ろそうとする。 
 蓮太郎はよけようとはせず、2本の剣を交差させて、受け止める体勢をとった。
「風紡・障(かぜつむぎ・しょう)!風紡・纏・盾(かぜつむぎ・まとい・たて)!!」
 蓮太郎の周囲から女性に向かって凄まじい勢いの風が噴きこんだ。
 女性は、バランスを崩しながらもも大槌を一気にに振り下ろした。
 女性の一撃は沙凪が作り出した、空気の断層に阻まれた。
「ぐおおおおお!!」
 歯を食いしばり全力で耐える蓮太郎。
「ああああああっ!」
 蓮太郎は交差させている沙凪を振りぬく形で大槌を押し返した。
「はあ、はあ、はあ……」
 女性の一撃は全力のものではなかった。にもかかわらず蓮太郎は疲弊していた。
―こりゃ、一撃食らったらアウトだな。
 蓮太郎はすばやく呼吸を整えると、右手の沙凪を順手から逆手に持ち替えた。
「風紡・障・駆(かぜつむぎ・しょう・く)」
 蓮太郎の後ろから突風が流れ込んだ。
 蓮太郎は駆け出した。
 今吹いている風は、蓮太郎には追い風、相手にとっては向かい風になる。
 風のあまりの強さに、女性は目を開けることが出来ず、左手で顔を風からかばっている。
 蓮太郎は風を目くらましに懐に飛び込み、左の沙凪を横に凪いだ。
 






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