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BOUND STRIKER 第3章 迅き風と剛き魂??2

  • 2006/06/15(木) 23:19:46

BOUND STRIKER 第3章 第1、5節をUP


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 沙凪は大槌の打撃面に受け止められていた。
 少女は、そのまま凄まじい力で強引に押し返し、蓮太郎の体勢がやや崩れたところに、円を描く動きで遠心力ををつけた大槌の横殴りの一撃を蓮太郎の側面に叩きつけた。
―風紡(かぜつむぎ)…!
 飛ばされた蓮太郎の体は壊れかけの柱に直撃し、それでも止まらず舞台の外に落ちた。

 蓮太郎が飛ばされた方向を見ると、柱が崩れ砂埃が舞っている。
 試合の経過を見ていたサラミティアは少しばかり落胆すると同時に感心していた。
 わざわざイングリットたちをよこして連れてきた蓮太郎は防戦一方だというのに、本来は<連れてくる予定のなかった>人間の方が、蓮太郎を圧倒しているのだから。
「彼女、あなたの見込んだとおりになったわね。サイフォン」
 サラミティアは隣に立っている、サイフォンに話しかけた。
「はい。しかも戦器の力を抑えたままで」
 サイフォンはそこはかとなくうれしそうである。
「ですが、戦器の力を抑えているという点では<彼も>同じです」
 イングリットが少し厳しい声で言った。
「そうだとしても、今の攻撃で彼は相当ダメージを受けたはず。もしこのまま立ち上がらなければ、彼女の勝ちよ?」
 サラミティアの言に、イングリットは首を横に振って答えた。
「彼は攻撃の瞬間、沙凪を使い、風をゴムまりのように固めて自分とドンナーシュラークの間に置き、自ら弾き飛ばされることで接触時のダメージを消しています。さらに自身を風の鎧で覆うことで、先の柱との衝突時のダメージも軽減されているはずです。違いますか、尾瀬蓮太郎」
 強い風が吹き、砂埃は完全に払われた。風の中心には<無傷>の蓮太郎が立っていた。
「違わない、よく見てるな。いや、見えてるな」
 蓮太郎はイングリットを見たが、彼女の顔は険しいままだった。
「よっと」
 蓮太郎は軽い足取りで舞台の上に復帰した。 
「それじゃ、本気出してくれていないうちに、出来るかぎりのことをやってみますか」
 蓮太郎は右肩を回しながら言った。
 少女も大槌を構え直す。
「沙凪、瞬動開始」
 少女が瞬きをした瞬間には、蓮太郎の姿は目の前から消えていた。
「これで」  
 背後から迫る側頭部への飛び蹴りの一撃で少女は視界は闇に包まれた。
 
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