スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BOUND STRIKER 第3章 剛き魂と迅き風??2(迅き風と剛き魂??2)

  • 2006/06/25(日) 17:54:51

BOUND STRIKER 第3章 第2節 その2をUPです
短いなあ、ごめんなさい。

ブログランキングに参加中。よろしければクリックお願いします。
c_01.gif





 蓮太郎は手に持っている沙凪を再び構える。
 海奈もドンナーシュラークを構えるが、気持ちが入らなかった。
 それは蓮太郎にしても同じ事で、さっきまでの戦闘を<楽しんで>いた自分を戒めていた。

「空 海奈は、どうやらソロモンから脱したようだな。イングリット」
 ソロモンには3つの能力があった。
「そのようね」
 一つ目は所有者の知覚領域の拡大と強化。
 二つ目は戦器適正者の探知。
「おそらくは、先ほどの尾瀬蓮太郎の一撃が原因だろう。強い衝撃を受け、一時でも意識がなくなったせいで、ソロモンとのつながりが消えたのだろう。今のアイツには、尾瀬蓮太郎の顔がはっきりと見えているはずだ」
 そして三つ目は、対象者の認識阻害。五感に作用し、それが何であるか認識させない。あるいは、別のものに見せることができる。
「尾瀬蓮太郎もあの一撃で我に帰ったようね…これで、ニュートラルな状態の二人の力を見ることはできなくなったわね」

 駆けて、凪いで、捌いて、叩いて、避けて、跳んで。
 戦いは、まったくといっていいほど進展せず膠着していた。
 沙凪の斬撃は紙一重でドンナーシュラークで受け止められ、ドンナーシュラークの打撃は沙凪によるすばやい動きで避けられる。
 そして、
「レン! ボクだよ、なんでわかんないんだ!」
 海奈の呼びかけは、蓮太郎には届かない。
 海奈の声は、蓮太郎にとっては単なるノイズ、雑音の類でしかなかった。
―なんだ、あの娘は何を言っているんだ?
 気持ちも幾分か落ち着いてきた蓮太郎は、なぜ相手の顔がわからないのか考え始めていた。
 海奈もまた、どうすれば蓮太郎に自分を認識させるか、苦心していた。
 互いに手心を加えた状態での戦闘が続く中、海奈はようやく、あることに気づいた。
―そういえば、<私>が戦ってる相手がレンだって気がついたのは…
 あの背後からの一撃で気絶してからのこと。
―じゃあ、<私>がレンを気絶させることができれば…
 蓮太郎は自分を認識する。
―なんだ。やることは初めから、変わらないんだ。
 相手に後遺症が残らない程度に、倒してしまうこと。
―<私>だって、キツいのもらったんだから、お互い様だよね? レン!

 海奈は距離をとると、ドンナーシュラークを両手で回した後、再び構えた。
 ドンナーシュラークに力を込める。
「本気で行くからね、レン!!」
 ドンナーシュラークの頭が赤い炎に包まれた。
 炎の槌となったそれを海奈は横に薙いだ
「猛り狂う炎蛇(ランページ・サラマンダー)!!」
 炎の筋が、1匹の蛇となり、意思を持って蓮太郎に襲い掛かった。

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。