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BOUND STRIKER 第3章 剛き魂と迅き風??3(迅き風と剛き魂??3)

  • 2006/07/08(土) 11:11:11

BOUND STRIKER 第3章 第3節その3 をUPです

相変わらず短いですが。



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「はあああああっ!!」 
 両手の沙凪を交差させて、頭から突っ込む蓮太郎。
 海奈は左手でドンナーシュラークを天に向けて、高く突き上げる。
 二つの戦器がぶつかり合い甲高い金属音を鳴らした。
―ここだ!

「沙凪、瞬動」 
 蓮太郎の姿が幾人のかの残像を残して消える。
 蓮太郎は正面から倒すことにこだわり、海奈の懐にもぐりこんだ。
 沙凪の刃を突き出そうとする蓮太郎だが 大槌を持っていない彼女の右手が赤々と燃える炎に包まれてりることに気づいて、一瞬動きを鈍らせる。
 海奈は蓮太郎に気づいて、右拳を弓なりに引いた。
「言ったよね? 本気でいくって」
 海奈の言葉は蓮太郎にとってはノイズでしかなかったが、一瞬だけ見せた海奈の殺気に蓮太郎は背筋を凍らせた。
 ほぼゼロ距離の間合いで、海奈のこれから放たれるだろう炎の攻撃を避けるためには「瞬動」を使って距離をとる以外には無いが今の蓮太郎にその余力は無かった。

「バーンフィスト!」 

 海奈の右拳から放たれた炎の塊が蓮太郎の体を包み込んだ。
 蓮太郎の体に形容しがたい“痛み”が広がった。

「がああああああっ!!」 
 熱が生み出す特有の痛みに咆哮を上げる蓮太郎。

「レン、よく見てみなよ、自分の体。燃えてないよ」
 
 蓮太郎を包んだ炎は、蓮太郎の体を燃やしていなかった。
 その炎は“幻炎”と呼ばれる体を傷つけず、精神のみに作用する特別な炎だった。
 海奈はここぞとばかりにドンナーシュラークを構え、

「レン、<私>はもう<ボク>じゃない!」

 力を調節しながら、けれども気持ちの上では思い切り、
 
「もうボクっ子なんて言わせない!!」
 横に振りぬいた。
 蓮太郎の体は壊れた人形のように石舞台の端まで飛ばされた。

 こうして、戦いは海奈の勝利によって幕を閉じた。
 

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